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3月の映画鑑賞メモ

昨日、高らかにブログ復活宣言した割には、本当にメモ程度のしょぼい内容でビックリされているみなさん、ごきげんよう!。

3月はマックィーン月間だったわ。マックィーンファンの知人から貴重なDVDをたくさんお借りした。女子は、ジョニーディップのようなオシャレ男子にきゃーきゃー言うけど、男が憧れる男の格好良さはそこにはないんだよね、多分。マックィーンこそが男が惚れる男!。

ロバート・ワイズ『傷だらけの栄光』,1956年,アメリカ,DVD
ボクシング映画にハズレなし。ポール・ニューマン初主演、マックィーンデビュー作。貧困家庭の不良が、過ちや悪い誘惑を 乗り越えて栄光をつかむという正当派アメリカンドリーム。面白いけど、ボクシング試合シーンが短く、あっさりなところがちょっと物足りなかったな。 マックィーンは、チンピラ役でちょこっと出演。でも目立っちゃうのよ。
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ジョン・スタージェス『戦雲』,1959年,アメリカ,DVD。
主演;フランク・シナトラ。戦争映画に、お色気女優、ジーナ・ロロブリジーダ(バービー人形みたいな女優)はいらないでしょー。駆け出しのマックィーンとチャールズ・ブロンソンが二人揃って出演してるという以外に価値が見いだせなかった映画。

ノーマ・ジュイソン『シンシナティキッド』,1965年,アメリカ,DVD
スタッド・ポーカーの天才シンシナティ・キッドは、何十年もトップの座に君臨する大物ギャンブラーに挑戦する。半分ぐらいがポーカーの駆け引きシーン。アクションではなく、微妙な表情やセリフ回しで心理戦を闘う、"役者"マックィーンを堪能できる。二人の大勝負にいろんな人間の思惑が絡ませ、緊迫感は高まる一方。演出も巧い。
どうしても比べてしまうのが、ポール・ニューマン主演の『ハスラー』('61)。主人公がメンタルの弱さを克服して本物の勝負師に成長していく『ハスラー』と、主人公の揺るぎない自信が一瞬にして崩れてしまう、勝負の非情さを描いた『シンシナティ・キッド』。だから…、あんな甘っちょろいラストシーンはない方が良い。この映画で、唯一、残念なとこ。
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サム・ペキンパー『ゲッタウェイ』,1973年,アメリカ,DVD
銀行強盗夫婦の逃亡劇。巨匠ペキンパーのそこまでやるかアクション×マックィーンのクールな格好良さ。綻びがどんどん大きく、利害が複雑になっていく展開も面白い。でも、ペキンパー映画に出てくる女ってどうしてバカ女ばっかりなの?。女としてはそこが引っかかるのよ。
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ハズ・キューリック『ハンター』,1980,アメリカ,DVD。
マックィーンの遺作。50才、癌に冒されているとは思えない迫力のアクション。みんなから「パパ」と呼ばれ、尊敬されている凄腕の賞金稼ぎ。でも運転が下手だったり、老眼鏡かけたり、古いオモチャを懐かしんだり、本当のパパになることに戸惑ったり…。ストーリーはチョットまとまりがないけど、これまで決して見せなかったヒーローマックィーンの老いと弱さが、 何だか愛おしくて好き。もし生きてたら、人間味ある役や、味わいのあるじぃさん役とかもハマったかも…と思う。残念。ホントMA-1がよく似合うぜ。
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ジョン・ランディス『サボテン・ブラザーズ』,1986年,アメリカ,DVD
コメディのお手本のような映画。シチュエーションコメディ、パロディ、微妙なアメリカ ンジョーク、一発ギャグ、全部込み。俳優が芝居だと思っていたら、リアルな世界だった!?。このプロットは、『ギャラクシー・クエスト』、『マジックアワー』、『知らなすぎた男』など、後のコメディにも影響を与えたと思われる。
実はこれ、学生時代に観てるの、しかも映画館で。まったく面白くなかった。でも三谷幸喜がこの映画が大好きらしいと知って、アレの何が面白い?と見直したら、大変よく出来た映画だった。あの頃の私がバカでした。
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ポール・トーマス・アンダーソン『インヒアレント・ヴァイス』2014年,アメリカ,DVD
マリファナ中毒の私立探偵が元カノの依頼を受けたら、とてつもない陰謀が…。「三つ数えろ」('46年)の70年代アメリカ版って感じ。いろんな人が大きなヤマに関わってるのに、全く人の繋がりが見えてこな い、主人公以外、登場人物すべて関心は権力とお金とだけ、政治は虚しい。まるでラリって別世界に行きたがってるカオスな70年代のアメリカみたい。主人公の優しさに救われたな。この監督は、最近、ちょっと注目してる。

ロネ・シェルフィグ『17才の肖像』,2004年,イギリス,Blu-ray
60年代イギリス。年上の男性と恋に落ちた女子高生の人生の挫折と成長。恋愛経験豊富な男が勉強漬けの女子高生を夢中にさせるなんて簡単なこと。ジェニーが崖っぷちで道を踏み外さなかったのは自分の愚かさを認めることができたから。失ってもそれを糧に成長する、彼女の苦い青春が本当のAn Education(原題)。そして同時に、イギリスのシビアな階級社会も見えてくる。現役女子高校生に是非見てほしい映画。

クロード・シャブロル『主婦マリーがしたこと』,1988年,フランス,DVD
実話。戦時下、堕胎手術(違法)によりギロチン処刑された主婦。罪人で身勝手な彼女だけど、胸が痛くなる。無知だったかもしれない、金儲けだったかもしれない、でも切実に堕胎したい女性の声に応えたのは彼女だけし、そうしなければ彼女自身も奴隷のような生活から抜け出せなかった。ユペールの演技はすごい!
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1月~2月の映画鑑賞メモ

みなさんこんにちは!。
ブログ放置最長記録を更新しました!。
生きてますっ!

この半年間、一筋縄ではいかないおじさん達と激しい戦闘を繰り広げてましたの。口は出すけど手も指も出さないおじさんとか、仕事しない堂々宣言開き直りおじさんとか、独りよがりクレーム次々おじさんとか…。おかげさまで、おじさん達を黙らせる図々しさとやさぐれ感という戦闘能力を身につけ、スーパーおばさんに覚醒した感があるshimiです

なかなか更新できなくてすみませぬ。見た映画はメモっといたので、復活第一段は映画メモを一気にうp!。

laugh 1月

山内ケンジ『友だちのパパが好き』,2015,日本,ユーロスペース
内容はタイトル通りなんだが…何が撮りたかったんだろう。意味不明。ダメ男、ダメ女を描く場合、ほんのチョットでもいいから感情移入できる要素がないと…。ただイライラしながらバカを見てるだけになっちゃう。映像もつまらない。これがなぜ高評価なのか、私には理解できないなー。
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ダニー・ボイル『シャロウ・グレイブ』,1994,イギリス,DVD
ダニー・ボイルデビュー作。仲良しこよしの同居人3人組が、思いがけず、男の死体と大金を手に入れたことで、互いに疑心暗鬼に陥っていくサスペンス。男2、女1という構成がミソ。女がどっちにつくかで人間関係のバランスが絶えず変わるから。低予算ながら、脚本の面白さとスピード感で一気に見せちゃう。伏線のチラ見せが上手い。見逃してしまうような、どうってことないセリフやカットが、ラストシーンで重い意味を持っていたことに気付かせれる 。主演、ユアン・マクレガーが若造!。
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broken heart 2月

リドリー・スコット『オデッセイ』,2015,アメリカ,TOHOシネマ
明るい火星ひとりぼっちサバイバル&脱出作戦。サバイバル映画で、ここまで前向きなのはなかったんじゃないかと。前半、生き延びるために食糧や通信手段などの難しい問題を科学的に解決していく過程は面白い。後半の脱出作戦は、ありきたり。音楽もディスコミュージック でノリノリ。 これからこの映画を観る人は、使用曲と歌詞を予習しておくとよろしいでしょう。面白さが倍になります。


アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ『バードマン』,2014,アメリカ,DVD。
昔ヒーロー役で一世風靡して、落ちぶれてしまった俳優の起死回生の挑戦。主人公は過去の栄光を忘れて背水の陣で挑んでいるのにイメージは払拭できないし、周りの人たちが次々と問題を起 こしてくれる。幻覚、虚構、フラストレーション全開!。長回しカット、カメラワークが臨場感を出し、バックステージにいる俳優のリアルな苛立ちが伝わってくる。音楽のドラムがうるさい。
『セッション』↓と争って、アカデミー賞作品賞、監督賞を受賞。だけど…私は『セッション』>『バードマン』。 『バードマン』が受賞したのは、辛辣な演劇界批判が含まれていて、俳優、映画・演劇関係者に共感されたからじゃないかしら。。。と勘ぐってみる。


デミアン・チャゼル『セッション』2014年,アメリカ,DVD。
打たれても、へし折られて、踏みつけられて、重石を乗せられても、それでも出てくる「杭」だけが、本当の天才なのでしょう。テーマは明確、話は単純。でも、心身ともに弄ぶかのような指導者の鬼っぷりと、若いドラマーとの一触即発の緊張感、狂気を、観客が想像できない域にまで突き詰めていく。「セッション」には演奏のセッションという意味はもちろん、この2人の人生を賭けた応酬という意味も含んでいるんだろうな。