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7月の映画鑑賞メモ

もう8月か-。早いな-。

クリストファー・ノーラン『インセプション』,2010年,アメリカ,DVD
設定はそれなりに凝ってるんだけど、基本、アクションだけで見せるジェットコースタームービー。ストーリーは「ない」に等しいぐらい薄っぺら。キャストも有名どころを揃えた割にはパッとしない。ケン・ワタナベも下手。主演ディカプリオもいろんな映画、いろんな役で顔を見るけど、実は使いどころがすごーーーく難しい俳優なんじゃないかと思う。私が唯一良いと思ったのは、ラッセ・ハルストレム『ギルバート・グレイプ』の知的障害者の少年役だけ。

デヴィット・クローネンバーグ『ザ・ブルード 怒りのメタファー』,1979年,カナダ,DVD
ホラー。クロ-ネンバーグ初期の作品。怖ぇーーー。陰湿で寒々とした空気、閉塞感、肉体・臓器への執着心。初期作品からクローネン節炸裂。潜在意識が生む怪物はよくあるネタだが、それを肉体の変容として具現化するという発想、その見せ方が巧すぎ=怖すぎ。いくら異形とはいえ、小さい子がうじゃうじゃ寄ってたかってあんなことしたり、こんなことするのもショッキング。異形だからかろうじてこらえられる。邦題が変。あれは具現化であって、メタファー(暗喩)じゃないと思うんだけどなぁ。。。

内藤瑛亮『先生を流産させる会』,2011,日本,録画。
実話を元に脚色。ちょっと残念なところもあるが、なぜいけないか、命の大切さとか、子供にぐだぐだ説教するのではなく、許されないことは許されないとスパッと描ききったところが良い。この映画では男の影がとても薄い。だから女たちの本能、正義、闘いがドロドローと強調される。思春期の少女が抱く「女」に対する嫌悪感は自分もそうだったからよく分かる。あれは大人の女になることへの拒否と怖さだった。
どうでもいいけど、中高生の頃、髪をショートカットにして、似合わないのにボーイッシュな服ばかり選んでいたのは、自分が、心底、女であることが嫌だったから。かといって男になりたいとも思ってなかったけど(^^ゞ。