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5月の映画鑑賞メモ

4月はなんと0本。HP始まって以来ではないかと。
5月は、意識していたわけではないが、クラシック名画が多かった。
ヴェラ・ヒティロヴァ「ひなぎく」,1966年,チェコ
ジョエル・セリア「小さな悪の華」,1970年,フランス
カロベルト・ヴィーネ「カリガリ博士」,1919年,ドイツ
ジュリアン・デュヴィヴィエ「舞踏会の手帳」,1937年,フランス

カリキュラマシーン

小学校低学年の頃、「カリキュラマシーン」という子供向け教育番組があった。30年以上経っても、頭にこびりついて離れないフレーズがいくつもある。「あいつのあたまはあいうえお」、「あ行あ段の”あ”」、「くっつきの”は”」、「5のかたまりと5のかたまりで、10のたば、バラのタイルが3」、「ねじれて、ねじれて、きゃ・きゅ・きょ」、「3はきらいだよ~、いつもひとりなかまは~ずれ」
私は、算数の繰上がり、繰下がりの計算が苦手だった(今でも、咄嗟の暗算だと間違えることがある)。小学校の1,2年ぐらいまでは、カリキュラマシーンのタイルを思い浮かべながら計算していたのである。7+6だと、「7」は5のかたまりタイルとバラのタイル2、「6」は5のかたまりタイルとバラのタイル1、5と5のかたまりで10のたば、バラ2と1を合わせて3、だから13って具合に。
ずーっと、もう一度見たいと思っていたが、2004年にDVDが発売されていた。ヤフオク散策中に、発見し、落札。3本セットで、セレクトされた24回分がおさめられている。
番組の構成は、例えば「0」、「あ」、「くっつきの”を”」とか…毎回テーマがあり、30秒ぐらいのギャグのなかで、そのテーマが繰り返し繰り返し、登場するという感じ。それが、マシンガンのように、次から次へと繰り出される。「ゲバゲバ90分」のスタッフで企画制作され、ノリはゲバゲバである。
改めて見て、懐かしさもあるけど、宍戸錠、藤村俊二、常田富士男、吉田日出子、渡辺篤史らの体を張った演技、子供に見せたくないものを敢えて見せるギャグや場面設定にも驚く。子供心に、他の教育番組とは違う危険な香りを感じていた理由が分かった。おねえさんがうっふんうっふんしているお店とか、酒場とか、全共闘学生運動とか…。そんな危険な場面で、おひょいさんが棺桶から飛び出してきたりして、「切手の”きっ”は、つまる音ー」とか、叫んでいるのである。「切手」を例に出したいなら、べつに棺桶じゃなくてもいいのだが、というか、ぜんぜん関係ないけど、棺桶なのである。30年経っても、大人が見ても、面白い。今、子供向けに放送したら、相当クレームや批判が来そうだな。
今だから分かるが、映画からヒントを得たと思われるものも、いくつかあった。フランス映画のドタバタコメディ、ジャック・タチのぼくのおじさんシリーズをパクっていたり、「1」が2001年宇宙の旅のモノリスのようなアニメで登場したり。アニメショーンもとても凝っている。
映像・ギャグは面白かったなぁという記憶はあるのだが、覚えているのはロボットやゴリラ、顔のまるいおにいさんがいたことぐらいだけで、おぼろげだった。しかし、DVDを見ると「あっ、このシーン見た」とか、「この回は見てる」とか、しっかりした感触で甦ってきて、ギャグのオチのシーンとか、次にどうなるか、鮮明に思い出すのである。
特典映像で、演出、ディレクター、美術、宍戸錠、藤村俊二、吉田日出子のインタビューを見た。大人の番組以上に真剣に、身をすり減らして制作していたことが分かる。こういう番組を、子供の頃に見られて幸せだったな、と思う。

ひとりサイクリング 初夏の旅

八王子某所~見附橋~南大沢~尾根緑道~町田~すごーく長い下りと、すごーく長い上りを3回ぐらい繰り返し~××田町~八王子某所

走行距離 5.6キロ(メーター狂ってるかも…)
積算距離 848.5キロ

午後、ジムに行こうと家を出た。良い天気である。暑すぎず、風もさわやか。ジムでエアロバイクを漕ぐより、どう考えても、自転車に乗った方が良いんじゃないか?、ふっと頭をよぎる。くるりと家へ引き返し、自転車装備に着替えて、再出発。

mitsuke.jpg今日は「多摩丘陵・里道巡りハーフコース」。丹羽隆史・中村規著『東京周辺自転車散歩』(山と渓谷社)で紹介されているコースだ。次にひとりサイクリングする時は、このコースにしようと決めていた。でも出発時間が午後2時30分と遅かったので、途中でとショートカットするハーフコースにする。

まずは見附橋へ行く。もともとは、大正初期、四谷に建築された橋だ。四谷の道路拡幅工事の際、長池公園に移築された。全貌をお見せできないのが残念。アーチ型で美しい橋だ。長池公園も、煉瓦、石畳と緑を基調にして、橋のデザインと調和している。新緑がキレイだ。近くに瀟洒な結婚式場があったり、ドラマでもよくロケ地に使われるらしい。今日は、GW最後の日。家族連れがいっぱいだった。

oneryoku.jpg南大沢から尾根緑道へ入る。サイクリングでは、よく来る道だ。普段は、鑓水方面へ行くことが多いが、今日は逆。町田方面へ向かう。3月にも来たが、様相が一変していた。一斉に緑が芽生えたような感じ。寒々しい枝枝が、緑のトンネルになっていた。やっぱり、自転車や、家族連れの散歩が多い。
いつもは丘陵が終わったあたりで別の道へ入るが、今日は、その先、尾根緑道の終点(始点)の町田市まで走る。町田市の尾根緑道を走るのは、たぶん初めてだ。丘陵の上の立派な樹木の道とはまた違って、軽井沢の別荘街のような洒落た小道だ。道ばたに小花が咲いて、繊細な枝枝の新緑が影を落とし、木々の間に、おしゃれな別荘風の可愛い家が、ぽつんぽつんと見え隠れする。写真は、町田市の尾根緑道。

尾根緑道を出て、長い下り道に入る。本で紹介していたコースはさらに、町田日野線から一本杉公園、恵泉女子大から多摩センターへと続く。しかし、私は、ここでショートカットコースへ入り、町田の田舎道を走ることにする。
しかし、すぐに後悔した。この道は、ひたすら長い上り道と、下り道の繰り返しである。だって、地図には坂道って書いてないんだもん。等高線まではチェックしてなかったぜ。下ったと思うと、その先に、どこが頂上か分からない上り道が果てしなく続き、クラクラする~。ギアを軽くして、ペダルを回した。3月のひとりサイクリングの時より、きついコースだが、あの時ほどバテバテではなく、気持ちいい疲れである。
途中、農家の人が、家の前で竹の子や野菜を売っていた。自転車なので、小さいところ下さいと500円玉を出したら、おつりがないとかで、大きい竹の子と、蕗と、絹さやをつけてくれた。お、重いぞー。
竹の子の重さに半べそかきながら、長ーい坂を上り、目指していた町を見下ろしたときは、まるで野麦峠から故郷を見下ろした大竹しのぶのように(古いなー)、安堵したのだった…。

takenoko.jpg夕飯に、竹の子と蕗を煮る。アク抜きの下準備のため竹の子に包丁を入れると、さくっと切れた。こんな柔らかな竹の子、はじめてだ。いつもはスーパーで水煮を買うことが多い。アク抜きの手間はかかったが、やっぱり、ぜんっぜんっ違う。香り、歯ごたえ、仄かなえぐみ。これが、本物のおいしさなんだなと思った。苦労した甲斐があったよ(T-T)。絹さやも、味が濃くて、さっと湯がいただけで、そのままパクパク食べちゃった。残りの竹の子は、明日あたり、ご飯にでもしよう。

新緑、竹の子、初夏を満喫したサイクリングだった。今度は、ハーフじゃなくて、完走を目指したいな。

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