老後に今までの人生楽しかったと私は言いたい

さっき「ワンオペ育児」のネット記事を読んで、アタシ、もしかして「ワンオペ介護」してる?と気付いてしまったshimiです、どうもっ!。

最近、義母87才の話し相手(というか専ら聞き役)をすることが増えたのですが、話の内容は、9割が人生の苦労エピソード。「そうですか、大変でしたねぇ、苦労したんですねぇ」と、私が聞けば聞くほど顔がイキイキと輝いて、何時間でも続けそうな勢い。事実、義母は「一に苦労、二に苦労、三四がなくて五に忍耐」の人ですが、苦労エピソードは無尽蔵にあるわけではないので、だんだん繰り返しも増えて、今、5ループ目ぐらいに突入。
母は義母より一回り下だけど、母も同じ傾向になりつつある。娘の私や第三者から見れば、母は幸せもいっぱい持ってるのに、そこは語らず、最近は自分の不幸話を盛りに盛って、うわーっと一方的に 襲撃 話をしてくる。

苦労と不幸語りによる自己承認欲求!

が、女は年齢とともに強くなるのでしょうかねぇ。
私も「ちょっと聞いてくれよー」と吐き出したくなる事はあるし、ましてや義母・母世代は、私より女としての苦労も大きくて、しかもひたすら堪え忍ばなければならなったということも分かってるけど。お年寄りの苦労エピソードが延々とつづくと、こっちが切なくなってしまう。語り手は元気になって、聞き手はブルー(私はこの状態をストレスの転嫁形態またはストレスのお裾分け状態と名付けている)。

早いもので、私も50才がもう目の前。若い頃に思い描いた人生ではなかったし、この先、とんでもない不幸や転落人生が待ってるかもしれない。でも、老いた時に「ま、でも人生楽しかったよ」と語れるようになることを目標に、これからの日々を過ごしていこうとボチボチ思った次第。

ホテルオークラのレシピでフレンチトーストを作る

私より身長が5センチ低く、体重が5キロ重い母が、電話で「水着を買おうと思うんだけど、私はMサイズで大丈夫だよね」と言うので、「私がLサイズなので、LLぐらいかと…」と返すと、「えーっ、わたし、そんなに太ってないよ、あんたとそんなに体型変わらないべしたー」と言われ、”女は脳内で、他人の体型は太めに、自分の体型は細めに変換する”という見識を得たshimiです。
どうもっ

 ふわとろ「生」?食パン

パン教室に通いはじめて半年。先生もパン好きなら、生徒もパン好きなので、教室に行くたび、美味しいパン屋とか、流行のパンとか、パン情報も自然と耳に入ってくる。
なんでも、最近は高級食パンが流行してるらしいわよ。しっとりして、ほわほわに柔らかく、トーストしなくとも美味しい食パン。世間ではこういう食パンを「生」食パンって呼んでるみたい(パンに「生」って付けるのはどうかと思うが…)。

写真は、教室で習った「生」食パン。
普通の食パンに見えるけど、一般的な食パンのレシピに比べて、水分がかなり多く入っている。生地もベタベタして、手で捏ね上げるのも一苦労なんだけど、ほんのりミルキーな風味、しっとり、とろけるような食感!。作りがいのあるパンなのよ。この食パン、焼きたてはもちろんだけど、保存の仕方がちゃんとしてれば、数日経っても、しっとりしてて何もつけずに食べてもおいしい。


 ホテルオークラのレシピでフレンチトースト

この「生」食パンで作ってみたくなったのが、
世界一と噂される
ホテルオークラのフレンチトースト!
ずいぶん前にネットでレシピを発見して、ずっと作ってみたいなーと思ってたの。でも、このレシピに合う食パンがねぇ。。。この辺で買える食パンじゃ美味しく出来そうもないなぁと躊躇してたけど、この食パンならイケる!とひらめき、作ってみたよ。

レシピはこちら
 ホテルオークラフレンチトースト

作り方は簡単なんですが…。パンは厚さ4センチ!。4切れで卵6個!、卵液の浸し時間は片面12時間ずつ、計24時間!、焼き時間は弱火で15分!。今まで作ってきたフレンチトーストからすると、すべてが桁外れ…。
レシピ通り、定規を使って正確に4センチにカットしたのが、左の写真。パンの分量から考えて、レシピの1/3量の卵液に浸し、21時間後が右の写真。卵液がだいぶ減っておりました。予定が入ってしまって時間の制約があったので、残念ながら21時間でパンを取り出し、焼き工程へ入ることに。取り出す前に爪楊枝で指してみたら、真ん中あたりにかすかに抵抗があったので、うーん、中心まで沁みてないかなーとは思ったけど、仕方がない


で、出来上がりは、こちら。
焦げちゃったわ。とろ火くらいで、レシピ通り15分くらい焼いたんだけど…。半分に切ってみると、うっすら白い部分が残ってて、予想どおり中心まで卵沁みてないし…。見た目は決して満足いく出来ではなかったけど、メープルシロップをまわしかけて、食べてみたよ。


一口食べた瞬間、。わたくし、目を大きく見開いてたと思うわ。だって
感涙もののおいしさ! 
こんなおいしいフレンチトースト、今まで食べたことな~いっ!。表面が焦げたのはちょっと良かったかもしれない。外はカリッとして、中はしっとり滑らか~な口当たり、卵と牛乳のやさしい甘さが、ぷるっふわっとろ~って広がって、とろけるの。フレンチトーストを頬張りながら、幸せってこういうこと?って、単純に思っちゃったよ。卵液に砂糖をあまり入れてないので、メープルシロップをかけてちょうど良い感じ。
ひとりで食べるには多いかなと思って、半分は旦那に残しておくつもりだったけど、あっと言う間に全部食べちゃいました!。だんな、ごめんっ!。見た目はボリュームあるけど、生クリームやバターなどの油分をあまり使ってないので、クドくもなく、飽きもせず、ペロッといけちゃいます。卵が沁みなかった白いところもしっとりしてたけど、やっぱり口に入れた時に軽く反抗してくるので、レシピ通り、24時間以上、きっちり中央までシミシミになるよう卵液に浸した方がいいね(反省)。

ホテルオークラのフレンチトーストは2000円ぐらい、コーヒーなんか付けちゃうと軽く3000円は超えるらしい。ま、ホテルオークラのフレンチトーストと同じものが作れるとは思わないけど、お家で作ってもビックリするぐらい美味しいフレンチトーストになる。作り方はとても簡単なので、材料と時間さえあれば、料理に不慣れな人でも、例えばダスティン・ホフマンでも美味しく作れると思います(スミマセン…古いネタで。興味あったら『クレーマー、クレーマー』という映画観て下さい)。食パンはやっぱりシンプルで、きめ細かい角食パンが合いそう。

みなさまも、ぜひ、ホテルオークラレシピのフレンチトーストで、至福の時間を味わって下さいませ~。


 補足説明です (6/13)
①卵液に浸す時は、タッパーにフタをして、冷蔵庫で保存です。
②私が使ったパンは、表面が小さめ(9センチ×9.5センチくらい)の食パンを、厚さ4センチにカットしたものを1枚。
③ホテルオークラのレシピは、普通の食パン(12センチ×12センチ)を厚さ4センチ、さらに半分にカット(6センチ×12センチ)したもの、4切れ分の分量っぽいです。

3月の映画鑑賞メモ

仕事だけじゃなくブログも書くのが遅くて、6月に3月の記事をしれっとUPしてるshimiです。こんにちはぁ(小声)。

デミアン・チャゼル『ララランド』,2016年,アメリカ,イオンシネマ

人生の宝物は美しくて脆くて切ないの。。。ロサンゼルスで女優を夢見るミア。ジャズピアニストで、自分の店を持つことが夢のセブ。二人の恋の行方は?。ハリウッドミュージカルというよりは、『ロシュフォールの恋人』たちとか、『シェルブールの雨傘』に通じるようなフレンチミュージカル系。
ストーリーはちょっと中だるみ。でもどのシーンも惚れ惚れする美しさで、一瞬も目が離せなかったよ。オープニングから凄すぎてフリーズ。だって5分近いダンス・歌シーンがワンカット!。近ごろの映画のダンスシーンはカット割りを超細かくして、編集とスピード感で上手な風に見せているけど、本作ではそういう子供だましが一切なし。ハリウッドミュージカル映画では珍しいロケ撮影、長回しと計算されたカメラワーク、色彩や構図の美しさにこだわった映像づくり。この難しい撮影への挑戦が、チャカチャカしたコマ割りじゃ絶対に生み出せない、うっとり夢を見ているかのような心地よさ、心にじんわりと染みいってくるシーンを作りだしている。特に印象に残ったのは、オープニングと、マジックアワーのシーン2つ。マジックアワーがいつも出るとは限らないし、せいぜい20分程度の間に、長いカットで、こんな完璧に美しいミュージカルシーンを撮るなんて、もう奇跡じゃないかと思ったわ。
”La La Land”という言葉はロサンゼルスを指す以外に、夢を見る人が集まるところから夢の国とか、現実離れした世界という意味にも使われるそう。この映画は、ロサンゼルスのリアルな風景のなかに、夢追う男女の物語と美しいダンスと歌が溶けこみ、まさしく”La La Land”のすべてを作りあげたって感じがする。
そして監督のミュージカル映画への愛が炸裂!した映画でもある。『ロシュフォールの恋人たち』、『シェルブールの雨傘』、『雨に唄えば』、『巴里のアメリカ人』、『ウェストサイドストーリー』、フレッド&ジンジャーの映画等々をなぞっているところがあって(私が知らないだけでもっと引用されてると思う)、古典ミュージカルの素晴らしさを現代に甦らせている。ラストシーンなんて、ある映画そのまんま(ネタばれになるので言いませんが)。
でも、私のいちばんのビックリポイントは、これを監督したのがデミアン・チャゼルだってこと。だって前作は『セッション』。音楽家を目指すなら殺される覚悟で来いっ!みたいな超荒んだ映画だったので。『セッション』を見て、ビビって音楽の道を諦めた若者が3人はいるかと思いますが、『ララランド』で音楽家と女優を志そうと決意した若者は10人以上いると思います(←適当)。いやーこんな映画も撮れるんですね。私は両作品とも好きですが、いいなと思った監督は、正反対の映画を作ってもやっぱり惹かれる。


伏原健之『人生フルーツ』,2017,日本,イオンシネマ

高度成長期にニュータウン計画を手がけた建築家、津端修一さん90才、妻の英子さん88才の日常を綴ったドキュメンタリー。二人は高蔵寺ニュータウン、雑木林に囲まれた平屋の一軒家で、半自給自足の生活を送っている。
この二人を見ていると、スローライフとか、ロハスとか、田舎暮らしとか、そんな言葉がチャラ男に聞こえてくるよ…。信念に基づく生き方だから。だれもが経済優先の画一的な団地生活にあこがれた高度成長期に、里山を活かしたニュータウン開発を構想し、それが挫折したという経験から、自らが良いと確信する家を建て、たった二人で里山を取り戻す暮らしを実践してきた。二人は、毎日、毎日、自然と人間の暮らしを寄り添わせる小さな努力を積み重ねる。里山のような庭を手入れし、耕し、枯れ葉を集め、肥料をつくり、土を作り、作物たちを愛おしむようなプレートを添え…、半世紀近くも!。修一さんはコツコツやっていれば何か見えてくると言うけど、その努力とエネルギーには畏敬の念のようなものがこみ上げてくるよ。(なので、私はこの映画を見て、「お二人がかわいい」とか、「いつかこんな暮らししたいわー」とか、気安くは言えませんけどね。)
そして、修一さんと英子さんの日常のなかに二人の人柄はもちろん、これまで歩んできた人生までもが見えてきて、胸がじーんと熱くなってくる。
英子さんは、お金は残せないけど、良い土は残せる。作物はだれでもできるからと言う。二人の人生はまさにそれ。実りは土作りから。日々コツコツ耕し、良い土を作れば、いつかは作物が実る。津端さんのニュータウン構想は挫折したかもしれないけど、津端さんが耕してきた土壌は後世に引き継がれていくだろうし、今、豊かな実りをもたらしている。ラストシーンを見てそう思った。


ジャック・アーノルド『縮みゆく人間』,1957年,アメリカ,DVD

スコットは海辺で謎の灰を浴びてから、身長が1週間に1インチずつ縮んでいた…。原作は、リチャード・マシスン。アメリカではスティーブン・キングに並んで、映像化が多い作家だと思う。
SF古典。スコット自身は何も変わらないのに、体が縮むというたった1つの条件変化だけで、彼の日常がすべて劇的に変わってしまう面白さ。周囲の人たちのスコットを見る目は変わり、社会から疎外され、日常はサバイバルになる。身体の縮小過程を、奥さんより身長が低くなったとか、彼が手にするコーヒーカップが大きくなってるとか、通り抜けられなかった隙間が通り抜けられるようになるとか、つねにモノや動物との比較で見せており、工夫を感じる。
SFを乱暴に2つに分けると、未来的・空想世界なものと、価値観や常識がある日突然変わってぎゃーってなるものがあると思うのですが、本作は後者。だから、彼の心理的な恐怖や内面の変化をじわじわ掘り下げたら良かったにと思う。スコットvs巨大猫、スコットvs巨大蜘蛛のようなアトラクションに時間を裂き(これはこれで見応えあるシーンだけど)、ラスト頃になって、あ、そうだった、こっち路線だったと、急にスコットに哲学的なセリフを言わせても…セリフが浮いちゃって浮いちゃって。監督がストーリーを収拾できなくなって、誤魔化した感じもあるし、観客も消化しきれず、モヤモヤしたままThe End。

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